障害者の自立生活をサポート

利用者の自己決定を尊重し、その方らしい生活の実現を支えます

フリーダム21が目ざすもの

自立生活支援センターフリーダム21は、 特定非営利活動法人、いわゆるNPO法人として運営しており、「地域活動支援センター事業」 と「居宅介護事業」により、障害のある人の自立生活を支援する組織です。地域活動支援センター事業では、 障害当事者メンバーが、自立生活支援のための「生活相談」「情報提供」「社会資源研究創出」「手工芸等作業」「IT技術活用」など、社会との交流促進・創作的活動を行っています。また、居宅介護事業では、利用者の自己決定を尊重し、その方らしい生活の実現を支えるという理念のもとヘルバー派遣を行っています。

「自立」は私たちフリーダム21にとって、大きな意味を持つキーワードです。一般的には、「自立」というと、身の回りのことは自力で行う「身辺自立」や生活費を自分で働いて得る「経済的自立」をイメージされるでしょう。しかしながら、私たちの「自立」とは、必ずしもすべてのことを自分自身でできなくても、自分の意志で決め、行動に自分で責任を待つということを指します。人の手を借りてでも、自己決定が実現できれば、それが「自立」であると考えます。

障害のある人は、かつてきわめて限られた選択肢の中でしか生きられない状況にありましたが、自分の望む生活を実現する道を自らの手で切り開いてきました。施設や親元ではなく、地域で自分らしく暮らすために必要な制度を創り出して今に至っています。私たちフリーダム21も、そのような自立生活を実現する流れの中に身をおいています。私たちは、自立生活を推進する「運動体」と必要なサービスを提供する「事業体」という2つの性格を併せ持った組織として、障害のある人が人として営む、当たり前の生活を実現できるようになるための支援活動を続けています。